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プロが教える！巻きダンボールの使い方

商品のご案内【2019-07-30】2021-11-17更新!

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「大きいもの、長いもの、重いもの、箱に入らないもの」どんなもので梱包したらよいのかわからない事ってありませんか？
「巻き段ボール」なら段ボール箱がなくても、巻いて梱包をすることが出来ます。
この記事では特徴と使い方を詳しく解説していきます。

この記事の目次

巻きダンボールってどんなもの？
巻きダンボールの特徴
巻きダンボールのオススメの使い方５選
巻きダンボールで包むオススメの中身７選
購入できる場所
まとめ

巻きダンボールってどんなもの？

段ボールをロール状に巻いた梱包材です。その形状から「巻きダンボール」と呼ばれます。
段ボールのライナー（平らな面）が片側ないことから「片面ダンボール」「片側ダンボール」「片ダン」とも呼ばれます。

歴史

段ボールは1856年の英国で生まれました。
当時は梱包材ではなく、流行していたシルクハットの汗取り紙として使われていました。
巻きダンボールの特徴である中身の形に添う事が活かされた使い方ですね。
包装材としての段ボールは主に米国で発展し、1800年代の終り頃には現在の段ボール箱の原型がほぼできあがりました。

一般的なダンボールとの違い

一般的なダンボールシートは、
「平らな面＋なみなみ＋平らな面」の三層で構成されています。
「板状」ですので、ダンボール箱などに加工することが可能です。

一方、巻きダンボールは「平らな面＋なみなみ」の二層で構成されています。
その為、なみなみを内側にすれば巻くことが出来ます。
プチプチなどのように中身の形に添って梱包する事が得意で、箱に入らないような大きなもの梱包する事が可能です。
一般的な段ボールのように箱に仕立てるのは難しいでしょう。

巻きダンボールで使う専門用語

巻き段ボールで使用する専門用語です。

ライナー:段ボールの平らな面のこと。段を貼り付ける台紙にもなる。
フルート：段ボールの中のなみなみの部分。段とも言う。フルートの高さで厚みが決まる。
幅：フルートに対して平行方向のこと。
流れ：フルート対して垂直方向のこと。

材質

ライナー（平らな面）、フルート（段・なみなみ）でそれぞれ種類がございます。
ライナー（紙質）：Cライナー、NCライナー、白ライナー、クラフト紙、中芯
フルート（厚み）：A段、B段、５号段、E段
フルート（紙質）：NCライナー、クラフト紙、中芯

クラフト（柔らかめ）：加工が一番しやすい、小さなものの梱包、工作
B段（標準）：精密機器、割れ物、箱の底に敷く、引っ越しの養生材に適しています
A段（堅め）：箱の底に敷く、引越しの養生材、家具、家電などの重量物向き

サイズ

"幅"と"流れ"で表されます。
幅はロール状の場合600、900、1000、1200mm幅が多く見られます。
1000,1200mmなどは段ボールの原紙そのままです。原反とも呼ばれます。加工賃が入らないのでお得に買えることが多いですよ。
それ以下の幅は原紙からスリット加工(輪切り)して切り出している幅になります。特注サイズの幅で製造も可能ですので、加工を請け負っている業者を探して依頼してみてください。巻き段ボールのネット通販をされている会社が対応してくれると思います。
PRになりますが、当店でも承っております。お問合せはこちら→https://www.baikado-shigyo.com/hpgen/HPB/entries/179.html 巻き数はロール状の既製品の場合１０m〜５０m程度が一般的です。
それ以上だとかなりの重量や太さになり取り扱いが難しくなってしまいます。運送途中で傷がつく、積込時に落とすなど不良品にもなりやすいです。
特注依頼をするときは扱い安いか、持ち上げられるかどうかも念頭において大きさを決めることをおすすめします。

巻き段ボールから紙片にカットする加工も可能です。その際は必ず「幅寸法〇〇mm、流れ寸法〇〇mm」と指定してください。
加工業者がフォローしてくれるはずですが、覚えておくとスムーズに話が出来ます。万が一、その指示をせず業者が加工を進めた場合、ご自身の意向とは段の方向が異なる出来上がりになる可能性があります。

巻きダンボールの特徴

好きな位置でカット・折り曲げることが出来る
古紙回収が可能
クッション性がある

巻きダンボールのオススメの使い方５選

梱包から発送まで

梱包でのお悩みTOP３（当社調べ）

｢梱包しようと思ったら丁度良いサイズの箱がない｣
｢大きいもの・長いものの梱包｣
｢割れ物の梱包｣

１位、２位のお悩みには巻きダンボールがぴったりです！

３位のお悩みもプチプチを組み合わせれば巻きダンボールが大活躍。
特徴に書いた通り、巻きダンボールは好きな大きさにカット出来るので、中身に合わせてカットして、くるくる巻いてガムテープで止めればOK。

巻きダンボールだけでは心配な場合は、プチプチで巻いてから、巻きダンボールで包んでください。
ダンボールに送り状を貼って発送することも出来ます。
中身が見えず安心です！

箱の底に敷く

巻きダンボールにはクッション性がありますので、ダンボール箱の底に敷くと上下からの衝撃を吸収してくれます。
中身と箱がスレて傷がつくことも防いでくれます。

床・壁の養生

巻きダンボールは、引っ越しや工事現場での作業中、内装を傷つけないようにする養生材にも最適です。
２ＬＤＫのマンション程度の広さであれば、５０mの巻きダンボールを１本持って行けば床も壁も養生できるでしょう。

猫の爪とぎ

巻きダンボールの使い方は広げて使うだけではありません。
丸めた時の断面は、猫の爪とぎに最適です。
幅の短いタイプを選ぶと置き場所にも困りません。

工作

子供たちの夏休みの工作にダンボール工作はいかがですか？
細長く切って箱に道を作り、ビー玉が転がるような迷路を作れば、世界に一つだけのオリジナル作品を作ることが出来ます。
大きく切って上から吊るして人間が通ることができる迷路も作ることができます。
加工しやすいという特徴を生かした使い方です。

巻きダンボールで包むオススメの中身７選

家具：組み立て済みの家具を発送するときの保護材として巻く
ギター：複雑な形のギターは、ケースに入れた上でネックとボディを分けて包む
絵画：プチプチやライトロンで包んだ上から、巻きダンボールで覆う
自転車：フレームなどが傷がつかないように巻く
釣り竿：プチプチで包んだ上から巻きダンボールを巻きガムテープで止める
漫画全巻セット：プチプチで２０巻ずつ包み、まとめて巻きダンボールで梱包後、紐をかける
自動車部品：オイルがついても巻きダンボールが吸収してくれます

購入できる場所

ネットショップ：種類が豊富　→当店の｢巻きダンボール｣比較一覧表はこちら
ホームセンター：すぐに必要なときに便利
シモジマ：少ない巻き数あり

まとめ

巻きダンボールは「ダンボール紙＋なみなみ」の2層構造で、一般的にはB段（標準）が使用されています。
引っ越し時などの梱包に使用されることが多い梱包材ですが、素材、サイズの違いで幅広い用途に使用可能です。
梱包物や使用方法により最適な巻きダンボールをお選びいただき、是非ご活用ください。

「巻きダンボール」全種類はこちら

巻きダンボール

商品名	緩衝力	素材	特徴	用途	ロール幅（mm）×長さ（ｍ巻） ※商品ページへリンクします。
商品名	緩衝力	素材	特徴	用途	1200	1100	900	600	400	300
巻きダンボール		古紙100%	一般的なダンボール箱と同等の強度	精密機器割れ物	売れ筋2位 50m巻	－	50m巻	50m巻	50m巻	50m巻
楽折り巻きダンボール		古紙100%	斜めにも折り曲げ易い	精密機器割れ物	－	売れ筋1位 50m巻	－	－	－	－
段高め巻きダンボール		古紙100%	段(波形)が高い	家具家電	30m巻	－	30m巻	30m巻	30m巻	30m巻
クラフト巻きダンボール		バージンパルプほぼ100% クラフト紙	折り曲げ易い	小物軽量物	50m巻	－	50m巻	50m巻	50m巻	50m巻
エアセル巻きダンボール		バージンパルプほぼ100%＋エアセルマット	エアセルマットが接着	家具割れ物	30m巻	－	－	30m巻	30m巻	30m巻
片段プチ		古紙100%＋プチプチ	プチプチが接着	家具重量物大型物	30m巻	－	－	－	－	－