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AEDの使い方を知っていますか?これを読めば誰かの命を救えるかも
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こんにちは。梱包材緩衝材の梅花堂、スタッフの上原です。
先日、ショッピングモールに買い物に出かけたときのことです。
モールの中の通路に小さな人垣の円ができていて、どこかから「ピッピッピッ」という電子音が聞こえ、警備員の方が「すみません、通路を広く開けていただけますでしょうか」と呼びかけていました。
その人垣にいる人たちは、なぜかみんな後ろを向いて円を作っていました。
ちょうど、おしくらまんじゅうのときのように、全員が真ん中に背中を向けるように立って円陣を作っているのです。
私は何が起きているのか分からず混乱して、通路のわきに立って道をあけていました。
するとまもなく、ストレッチャーを引いた救急隊員の方が駆け寄ってこられました。この時ようやく、誰かが倒れてAEDで応急処置が行われていたことに気付きました。
AEDの装置はあちこちで見かけるようになりましたが、私は使い方をよく知りませんでした。知っておくことで、誰かの命を助けることができるかも知れません。
さっそく、AEDの使い方を調べてみました。そして、あの人垣の意味も調べてみました。
この記事の目次
AEDのメーカーがいろいろあるようですが、使い方はどうなっているの?
AEDは、2004年から一般の人でも使用することができるようになりました。
いろいろなメーカーがあり、見た目は違うのですが、取り扱い方法に大きな違いはありません。誰でも使い方がすぐわかるような工夫がさまざまにされています。
スイッチが入ると、音声ガイダンスとランプによって手順の指示が示されます。その通り行えば、特別な知識がなくても簡単に操作ができます。
倒れている人を発見したら、「119番」と「AED」と頭に入れておこう
目の前に倒れている人がいて、心肺停止の状態だったら、救急車をすぐ呼ぶということは誰でも思いつきます。
救急車の到着までの間に心肺蘇生やAEDによる電気ショックを行うと、命が助かる確率が高まります。1分1秒でも早い対応が重要です。
ためらわずに救命措置ができるように、私たちひとりひとりが知識を身に着けておきたいです。
倒れている人がいて、意識がない状態ならば、「119番へ連絡」と「AEDを探そう」と思いつくようにしておきましょう。
倒れている人を発見したら、この手順で動こう
① 安全の確認、意識があるか確認
倒れている人を発見したら、周りの状況を確認し、車が来て交通事故がおきないか、モノや人がぶつかってこないかなど、安全を確保しながら倒れている人に近づきます。
倒れている人の肩をたたきながら、「大丈夫ですか」と声をかけます。
顔をしかめる、手を払いのけるなど、目的のあるしぐさがない場合は、「意識がない」と考えます。
② 119番、AEDの手配、女性の場合は人垣の協力を
意識がない場合は、周りの人に協力を求めましょう。
大声で「人が倒れています!誰か助けてください!」と大声で呼びかけます。
集まってくれた人に、119番通報と、AEDを探して持ってくるようにお願いします。
倒れている人が女性の場合は、周囲の人で人垣を作って目隠しを作る配慮をしてあげてください。
女性だからと衣服を取ることをためらって、救命活動が遅れてしまうことがないよう、ぜひこの「後ろ向きの人垣」のことを知っておきたいです。
私が見た人垣は、まさにこれだったのです。
CANON 心肺蘇生とAEDの使い方より
③ 呼吸の確認
普段通りの呼吸をしているか確認します。胸と腹を10秒ほど見て、動きがあるか確認します。判断に迷う場合も、「呼吸がない」と判断します。
しゃくりあげるような途切れがちの呼吸は、「死戦期呼吸」と呼ばれ、普段通りの呼吸ではないと判断します。
④ 胸骨圧迫(心臓マッサージ)、アンパンマンのマーチのテンポ
意識も無い、呼吸も無いことが確認できたら、AEDが到着するまでの間、間髪を入れずに胸骨圧迫を行います。胸骨圧迫をするときのポイントは「強く・速く・絶え間なく」です。
倒れている方の胸のまん中にある胸骨(縦長の骨)の下の部分に手を組み合わせて置き、胸が約5cm沈むぐらいに、1分間に100~120回のテンポで押します。目安としては、アンパンマンのマーチの歌のテンポです。
また、AEDが到着したら、AEDが胸骨圧迫のスピードを「ピッピッピッ」という電子音で指示してくれますのでそれに合わせましょう。
一人で続けるのは大変なので、周りの方と交代しながら続けてください。
⑤ 人工呼吸は、出来る方だけでOK
人工呼吸の訓練を受けていない場合は、無理に行わなくてだいじょうぶです。胸骨圧迫だけでも効果があります。
⑥ AEDが到着。AEDの使い方は簡単なので安心して
AEDは、全てを音声ガイダンスで指示をしてくれます。特別な知識なしで誰でも操作できるようになっているので、安心して使用してください。
AEDの操作は、4ステップです。
- 1. 電源を入れる
- 2. 体にパッドを貼る
- 3. AEDが自動分析
- 4. 電気ショックのボタンをオン
体にパッドを貼るときは、衣服を取り除き、胸の右上、左下に貼ります。体に貼る位置は、パッドや機械に分かりやすいイラストが描かれています。
女性の場合は、ブラジャーを外す必要はありません。下着をずらしてパッドを貼り、そのあとは上着やタオルをかぶせても大丈夫です。
電気ショックの後は、またすぐに胸骨圧迫を再開します。2分おきにAEDと胸骨圧迫を繰り返します。
「電気ショックは不要です」とAEDの音声ガイダンスが流れたら
電気ショックが不要=回復した、ではありません。倒れた人が手や足を動かし始めるようなことがなければ、引き続き胸骨圧迫を続け、救急隊を待ちます。
参考資料
イラスト入りとても分かりやすい記事です。今回参考にさせていただきました。
▼キャノン 心肺蘇生とAEDの使い方
女性に対するAEDの使い方が詳しく書いてあります。
https://cweb.canon.jp/medical/aed/how-to-use.html
▼日本救急医学会 市民のための心肺蘇生
http://aed.jaam.jp/about_aed.html
▼旭化成 AEDの使い方と心肺蘇生の流れ
まとめ
- 倒れている人を発見したら、「119番」と「AED」と頭に入れておこう
- 救急対応は、周りの人に協力を求める
- 倒れている人が女性だったら、人垣を作って目隠しを
- AEDの使い方は簡単。音声ガイダンスに沿って行う
- 胸骨圧迫は、アンパンマンのマーチのテンポで絶え間なく
- 電気ショックは不要ですとAEDから流れても、胸骨圧迫は続けて
まとめ
- 引っ越しは、避難グッズの中身をチェックするチャンス。賞味期限、使用期限切れ、家族の人数に合っているかを確認。
- 引っ越し先が決まったら、その土地のハザードマップ、避難先の確認をする。
- 家具固定用品は、引っ越し前に買っておく。
- 家具の配置は、寝室、出口の周りを要注意。
- 一人暮らしこそ、防災対策を厳重にする。
- 引っ越し先に到着したら、非常バッグをすぐ取り出しやすいところに置く
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